赤ちゃんのアトピー

アトピーは大人にとっても悩みになりやすい慢性疾患ですが、これは大人だけの病気ではありません。
生まれたばかりの赤ちゃんにさっそくアトピーが現れることもあります。
どんな症状になるかというと、お肌に湿疹や赤み、ときには腫れのような症状が現れるといったものです。
アトピーの症状の大きな特徴はかゆみですが、これも生じている可能性があります。
赤ちゃんは自分で体をかくといった動作がまだできず、言葉でそれを説明するといったこともまだできませんから、はっきりとはわからないものの、赤ちゃんがかゆがっているようなそぶりを見せているなら症状が出ている可能性があるのです。
そしてアトピーの場合、このような症状が慢性的に続くのが特徴です。
一度症状が落ち着いたように見えても、またしばらくすると何らかのきっかけで同じような症状が現れます。
世話をしている親御さんにとってかなり心配な症状となることも多いでしょう。

アトピーの診断

赤ちゃんに先にご紹介したような症状が現れている場合、アトピーの可能性もありますが、その診断は医師がする形となります。
そうはいっても赤ちゃんに湿疹や赤みが出ているならアトピーではと思えるかもしれません。
しかし赤ちゃんにはアトピーと関係ない湿疹が出ることも多いのです。
今出ているその症状がアトピーかどうか、一般の方には判断が難しいため、これは小児科や皮膚科を受診して診察を受ける中で、その医師が診断する形となるのです。
どちらにしても赤ちゃんに今、気になる湿疹などが出ている場合、それは治療した方がいい場合もありますから、小児科や皮膚科を受診しましょう。
その治療を続ける中で、アトピーの可能性がある場合は医師からそれを伝えられます。

赤ちゃんのアトピーの治療

赤ちゃんがアトピーだと診断された場合、治療については医師から説明があります。
どのような治療となるかはその赤ちゃんの症状や体質などによって変わりますが、保湿剤を出して様子を見たり、炎症がひどいときはそれを鎮める塗り薬などを処方されたりすることが多いです。
それらを使うことで症状が落ち着いていくことが多いですよ。
さらに生活習慣の指導がされることもあります。
赤ちゃんは汗をかくことも多いですが、汗の処理がうまくできないとアトピーが悪化する可能性があります。
お風呂の入れ方や、お風呂の後のスキンケアなど、医師から説明されますから、それになるべくしたがってください。
薬での治療や生活習慣の改善などすることで赤ちゃんのアトピーも改善することが多いですから、アトピーのように思える症状が出たら病院を受診してください。